Up 「自己」 の存在論──現象と自律 作成: 2025-11-17
更新: 2025-11-17


    存在は,誰かが存在としたものである。

    「Aの自己」が存在になる形に,2つある:
      1. Aの他者のBが存在とした「Aの自己」
      2. Aが存在とした「Aの自己」

    1 は,Bが観る<現象>である。
    2 は,Aが<自律>するものである。

    この2つの存在形式のもとは,脳である。
    脳は 「自己」 をつくる。
    これは,他者 ( 「自己」 でないもの) を同時につくるということである。
    そして脳は,「自己」 を他者に投影する。


    こうして,ChatGPT に対し「自己」を立論しようとするとき,「自己」は上に述べた2つになる。
    本論考は,この2つをそれぞれ主題化する。