Up アイヌを理由に,結婚を反対された 作成: 2017-01-23
更新: 2017-01-23


    "アイヌ" は,自分が受けた「アイヌ差別」を語る。
    この中に,「アイヌを理由に,結婚を反対された」を語る者がいる。

    この者は,反対された理由を考えたくない者である。
    反対された理由を考えると,自分の問題になるからである。
    そこで,「アイヌ差別だ」で済ませる。
    これで自分の問題を考えなくて済む。

    ただしこの者は,アイヌ系統者でも和人と結婚している者がいることを,考えないようにしなければならない。
    あるいは,「それはごくごく稀なことだ」と思うようにしなければならない。


    結婚が反対される理由は,「めんどう・たいへんな人間関係が見込まれる」である。
    「アイヌ差別」弾劾を運動しているとか,自分を「アイヌ」として盛んにデモンストレーションしているという者は,思考回路を同じくする者でなければ,めんどう・たいへんな人間関係が見込まれる者になる。
    そのような者が当人であったり親族である場合,結婚が反対されるのは自然なことである。

    アイヌを理由に,結婚を断られた」を語り「アイヌ差別だ」を唱える者は,つぎのように言っていることになる:
     「 相手がアイヌ系統者の場合,「めんどう・たいへんな人間関係が見込まれる」が理由で結婚が反対されるようなことは,あってはならない


    このように,「アイヌ差別」を唱える者は,「アイヌ特権」を唱えているのである。
    彼らは,自分の不如意が世間一般の不如意だということに,思い至らない。
    自分だけが特別に不如意なのだと思う。
    「アイヌ差別」を護符にして,自分の不如意をひとのせいにする。

    彼らには,《自分の不如意を解決する者は,自分なんだ》の思いが無い。
    つぎが,彼らの思いである:
      《自分はこの通りでよい,周りが変われ》


    自分は,アイヌを理由に,結婚を反対された」を語る者は,以上のように返されることになる。
    返されるのは,同情・共感ではなく,軽蔑である。
    よくよく吟味すべし。