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松田伝十郎 (1799), p.94.
子供等は十二,三歳迄も裸躰にて育ち,極寒にも犬の皮一枚を着し,‥‥
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最上徳内 (1799), p.529
嬰児四、五歳、巖冬赤膚にして□(衤+襄)袵におく。
此時衣をきすれは長じて事に堪へすといふ。
六、七歳にいたれば成人と同じ。
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アイヌは,冬も薄着である。
この耐寒能力は,子どものときに裸で育てられることで養われる。
またこれは,アイヌの毛深さとも関係している。
註. 体は,環境に合わせて柔軟に変化するようにできている。
引用文献
- 松田伝十郎 (1799) :『北夷談』
- 高倉新一郎編『日本庶民生活史料集成 第4巻 探検・紀行・地誌 北辺篇』, 三一書房, 1969. pp.77-175
- 最上徳内 (1808) :『渡島筆記』
- 高倉新一郎編『日本庶民生活史料集成 第4巻 探検・紀行・地誌 北辺篇』, 三一書房, 1969. pp.521-543
- 村上島之允 (1809) :『蝦夷生計図説』
- 高倉新一郎編『日本庶民生活史料集成 第4巻 探検・紀行・地誌 北辺篇』, 三一書房, 1969. pp.545-638.
- 函館市中央図書館デジタル資料館
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