Up 「アイヌ」自称は僭称──僭称者 : "アイヌ" 作成: 2016-11-17
更新: 2016-12-27


    「アイヌ」を自称することが,利権になる──そのような仕組みがつくられてきた。
    この仕組みを,治める者・運用する者・利用する者がいる。
    そして,この仕組みを,「アイヌ利権」のことばで非難する者がいる。

    アイヌは,終焉した存在である。
    アイヌは存在しない。
    「アイヌ」を自称する者は,「アイヌ」を僭称する者である。

    「アイヌ利権」側の者と「アイヌ利権」非難側の者は,アイヌと「アイヌ」僭称者を区別しないことで共通している。
    そこで,両者がやり合うと,はなしがぐちゃぐちゃになる。
    ごった煮になるのである。

    ごった煮状態は,この場合に限らない。
    実際,「アイヌ」のことばが現れるところは,すべてごった煮状態になる。

    そこで,アイヌと「アイヌ」僭称者を明確に区別するために,「アイヌ」僭称者を指すことばを特別につくることにする。
    「アイヌ」との対照効果を考えて,「"アイヌ"」とする。

    用例:「「アイヌ予算」「アイヌ利権」の「アイヌ」は,"アイヌ" である。