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読売新聞, 2017-04-07, 道内版
「アイヌ知って」 歌を動画に
道、サイトに公開
「象徴空間」PR
道は、アイヌ文化の普及啓発運動「イランカラプテ」キャンペーンのイメージソング「イランカラプテ〜君に逢えてよかった〜」の動画を制作し、公開を始めた。
動画サイト「ユーチューブ」に掲載。
2020年に白老町に開設予定のアイヌ民族に関する国立施設「民族共生象徴空間」をPRしている。
道は、民族共生象徴空間の年間来場者100万人を目標に掲げている。
動画作成は、この達成に向け、多くの人にアイヌ文化に興味を持ってもらい、象徴空間についても「20年に向けてじわじわ広がっていってほしい」(道アイヌ政策推進室) という思いを込める。
イランカラプテはアイヌ語で「こんにちは」の意。
歌は、大ヒット曲「千の風になって」の訳詞と作曲で知られる芥川賞作家新井満さん(70)(七飯町在住)と、アイヌ民族でユーカラ劇の脚本演出家秋辺デボさん(57)(釧路市在住) が昨年、手を組んで制作した。
動画には、新井さんらのほか、高橋はるみ知事、1972年の札幌冬季五輪テーマ曲「虹と雪のバラード」を歌ったトワ・エ・モワ、地元の小学生らが出演し、合唱している。
今年2月、白老町のアイヌ民族博物館の伝統家屋「サウンチセ」に集合し,撮影した。
トワ・エ・モワは新井さんと親交がある。
全編約7分で、合唱の前に象徴空間の予定地の映像や、イランカラプテキャンペーンや象徴空間などの解説も収められている。
道が制作したイラン力ラプテキャンペーンソングの動画の場面
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