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時事ドットコムニュース, 2019-11-01
遺骨返還求め東大提訴=北海道浦幌町のアイヌ協会─釧路地裁
北海道浦幌町の浦幌アイヌ協会は1日、東京大学を相手取り、保管するアイヌの遺骨の返還を求める訴訟を釧路地裁に起こした。信教の自由が侵害されているなどとし、50万円の損害賠償も求めた。
原告側は訴状などで、東大の教授2人が6体分の遺骨を研究目的で発掘し、大学に持ち帰ったと主張。5体は1888年に、1体は1965年に発掘されたとし、同町のアイヌ集団の子孫である自分たちが遺骨の管理権限を引き継いだと訴えている。
原告側はこれまでに北海道大と札幌医科大を相手に同様の訴訟を起こし、いずれも大学側が遺骨を返還することで和解している。
浦幌アイヌ協会の差間正樹会長は記者会見し、「大学が勝手に持って行った。返すべきだ」などと語った。
東大広報課は「コメントは差し控える」と話している。
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