Up アリバイづくり : 要旨 作成: 2018-09-12
更新: 2018-09-12


    防災を自分の仕事にしている者がいる。
    防災が自ずと自分の役割になる者がいる。
    行政,マスメディア。
    学校,商店等,営業が人を囲う格好になるところ。

    彼らは,災害が起こったとき,防災への日頃の取り組みの不十分・怠慢が問われる立場にある。
    そこで彼らは,アリバイづくりとして,防災への己の取り組みを過剰に演出する者になる。
    ──訴訟社会は,アリバイづくり社会である。


    テレビは,四六時中ひとにああせいこうせいを言い,喧しい。
    ひとを「白痴」視するわけである。

    むかし大宅壮一という社会評論家が,テレビ番組の低俗性に警鐘して「一億総白痴化」を言い,これが流行語になった。
    今日テレビによる「一億総白痴化」は,ひとが子ども扱いされるようになることである。

    ひとは,これに慣らされる。
    これをあたりまえのこととする。
    ひとは,このことの危険性を知らない。

    よくよく洞察すべし。
    マスメディアがひとを導く社会,マスメディアが<正しい>になる社会は,危険なのである。
    これは,社会が画一化社会,統制社会にのめり込んでいる兆候(しるし)である。
    ──コンプライアンス社会は,マスメディアが教師づら・指導者づらする社会である。