Up 災難に逢ふ時節には災難に逢ふがよく候」: 要旨 作成: 2018-09-09
更新: 2018-09-09


    災難は確率事象である。
    その確率は,「防災」の者に確率が低くなるというものではない。

    「防災」は煩悩である。
    「防災」の煩悩をもつことで,「防災」イデオロギーや「防災」商法に取り込まれる。

    そもそも命は,精神の自由を生かすための命である。
    精神の自由を殺して命を残すというのは,本末転倒である。

    かくして,「防災」の煩悩を捨てる方を択ぶことになる。
    その命題は,
      災難に逢ふ時節には災難に逢ふがよく候
       死ぬる時節には死ぬがよく候
    である。


    「防災」の考えは,防災を対策した物を信用するようになる。
    堤防を築けば,堤防を信用する。
    津波の高さの予知システムを構築すれば,これを信用する。
    こうして,危険は避けるものでなくなる。
    そして津波に飲み込まれる。
    台風時に車を走らせ転倒するざまになるのは,台風よりマシンやインフラの方が強いと思っているからである。

    かくして,「災難に逢ふ時節には災難に逢ふがよく候 死ぬる時節には死ぬがよく候」には,つぎが続く:
      是はこれ災難をのがるる妙法にて候