Up 不明 : 要旨 作成: 2016-04-08
更新: 2016-04-08


    福島第一原発の廃炉作業は,前例の無い作業である。
    すべてが不明から始まる。
    計画は,手探りの計画である。
    作業は,手探りの作業である。

    不明から始まるから,失敗の連続になる。

    例えば,「フランス・アレバ社製の汚染水処理装置」。
    アレバ社に12兆円を支払う計算になるということで,巷でさんざん叩かれたシロモノである。
    (実際には,321億円で契約,ただし3か月動いただけ。)
    トラブルが相次ぎ,そして処理能力において「とても物にならん」となった。
    (原発導入の時と,同じ様である。)

    しかし,装置導入の担当者は,はじめから不明な者である。
    「わらにもすがる」しかできない。
    アレバ社にしても,前例の無い事案である。
    「期待」のギャンブルの相乗であるから,失敗は必然である。