cp 作成: 2011-09-19
更新: 2011-09-19


cp -pf -p : オーナー,グループ,パーミッション,タイムスタンプを保持したままコピー -f : 上書き確認を無しにする cp コマンドの確認 # alias alias cp='cp -i' 元の cp コマンドを実行するには,\cp とする
 ファイルやディレクトリをコピーする

 構文  
cp [options] source dest
cp [options] source... directory

 オプション  
-a, --archive できる限り属性やディレクトリ構造を保持してコピーする
-b, --backup 上書きや削除されるファイルについて,バックアップ・ファイルを作成する
-d, --no-dereference シンボリック・リンクをコピーするときは,シンボリック・リンクの実体をコピーする
-f, --force コピー先に同名ファイルがあるときも警告せず,上書きを行う
-i, --interactive 上書きされるファイルがあるときは問い合わせする
-l, --link ファイルをコピーするときは代わりにハード・リンクを作成する
-P, --parents 指定したディレクトリをつけてコピーする
-p, --preserve オーナー,グループ,パーミッション,タイムスタンプを保持したままコピーする
-r ディレクトリを再帰的にコピーする
-s, --symbolic-link ディレクトリ以外のファイルをコピーする際,シンボリック・リンクを作成する
-u, --update 同名のファイルが存在する場合,タイムスタンプを比較して同じまたは新しいときにはコピーを行わない
-v, --verbose コピーの前に,ファイル名を表示する
-x, --one-file-system コピーする際,異なったファイル・システムのサブ・ディレクトリはコピーを行わない
-R, --recursive ディレクトリを再帰的にコピーする
--help cpコマンドの使用法を表示する
source コピー元のファイルやディレクトリを指定する。ワイルド・カードを使用することもできる
dest コピー先のファイル名やディレクトリ名を指定する。ファイル名を指定した場合は新しい名前でコピーされる。
directory コピー先のディレクトリを指定する

 説明  

ファイルやディレクトリをコピーする。"-r"オプションを指定した場合は,ディレクトリ以下を再帰的にコピーすることが可能。


 使用例  
file1をfile2というファイルとして複製
$ cp file1 file2

hoge1ディレクトリの内容をすべてhoge2にコピー
$ cp -r hoge1 hoge2

カレント・ディレクトリ内で拡張子.shtmlの
ファイルをpublic.shtmlディレクトリにコピー
$ cp *.shtml public.shtml

 注意  

通常 cp と打つと -i オプションが付いて実行される。したがって,-f オプションが効かない。
確認:
   # alias cp
   cp -i
元の cp コマンドが実行するには,\cp とする:
   # \cp -prf /var/lib/pgsql/data /mnt/usbdisk/var/lib/pgsql


 関連事項  
lsmvrmファイルをコピーするディレクトリごとコピーする