fsck 作成: 2011-09-19
更新: 2011-09-19


 ファイル・システムの検査と修復を行う

 構文  
fsck [-ANPRTV] [-s] [-t fstype] device

 オプション  
-s 複数のファイル・システムに対し,順を追って次々に処理する
-t fstype 対象とするファイル・システムを指定する
-A /etc/fstabに記述されているすべてのファイル・システムの検査と修復を行う
-N 実際には実行せず,実行内容だけを表示する
-P -Aオプションが指定されている場合は,ルート・ファイル・システムを他のファイル・システムと並行してチェックする。
-R ルート・ファイル・システム以外のすべてのファイル・システムに対して検査と修復を行う
-T 起動時にタイトルを表示しない
-V fsckから起動されるコマンドなどの詳細な情報を表示する
device 検査するデバイスまたはマウント・ポイントを指定する

 説明  

ファイル・システムの検査と修復を行う。ただし,修復は完全ではないのでファイルを破壊してしまう可能性もある。エラーが発生した場合は,できる限りバックアップを行った上で修復することをお勧めする。


 使用例  
hdb1のハード・ディスクを検査する
# fsck /dev/hdb1

 関連事項  
mbadblocksフロッピ・ディスクにバックアップする