Up 2019-12-13──実験開始 作成: 2019-12-13
更新: 2019-12-13


  1. ボソ01 (♂♀) は,設置された鏡に対しひどく警戒を示す。
    <鏡に姿が映らない少し離れたところ>に餌を置くが,それでも近づかない。

  2. しばらくして,ようやくその餌を取る──おそるおそる取る。

  3. そこでつぎに,<鏡に姿が映るが,鏡のすぐ前ではない位置>に餌を置く。
    ひどく警戒し,鏡から距離を保ったまま,観る・近づく・離れるを繰り返す。

  4. やがて,♀の方が餌を取りに来る。
    いつもは♂が大胆で♀が臆病だが,この度は逆。
    ──♀はカラスの罠にかかるタイプで,♂はかからないタイプ,ということか。
    それから♀は,鏡の前に戻ってきて,自分の像に対し何回も鳴く (威嚇? 呼びかけ?)。

  5. しばらくして後,ボソ01 (♂♀) が見ている前で鏡の撤収を行う。
    鏡のあった場所に餌を置くと,ボソ01 がこれまでのように餌を取りにくる。
    鏡が置かれていなければだいじょうぶということが確認されたので,ボソ01が見ている前で鏡を再設置する。
    そして,<鏡のすぐ前まで>餌を置く。

  6. そのうち♀が餌を取りに来る。
    ──♂は離れてこれを見ている。
    餌を取っている間♀が緊張していることが,頭の毛が逆立っていることからわかる:

  7. ♀は,鏡から離れるとカラスがいなくなることを不思議に思う。
    実際,鏡の裏に回ったり,高いところから見下ろし,そして鳴く (威嚇? 呼びかけ?)。

  8. 以上の実験において,♂は最後まで,鏡に自分の姿が映る位置には入って来なかった。