Up 外地の収奪・サバク化 : 要旨 作成: 2024-07-10
更新: 2024-07-10


    人の<生きる>は,<発展>に向かう。
    <発展>は,土地のサバク化と,生活資料不足に至る。
    <発展>の中身は,人口増加・大量消費と,土地力に見合わない過生産だからである。
    「先進国」とは,このような国である。

    自分の土地をサバク化し,生活資料に不足するようになった国は,どうするか?
    国は, 「転落はあり得ない」を信条とするものである。
    そこで,自分より弱い国・地域に出て行って,生活資料を収奪する。


    これは,昔から今に至るまで,ずっと変わらない。
    人の歴史は,これである。
    人は,昔から今に至るまで,ずっと同じである。

    いまこれは, 「グローバリズム」と称し,学校では良い事のように教えられている。
    ひと時代前は,この内容は「植民地主義」と呼ばれた。
    中身は同じである。

    収奪される国のことを「発展途上国」と呼ぶ。
    少し前までは「後進国」と呼んだが,これは差別用語だとして「発展途上国」が選ばれた。
    しかし,「発展途上」にはしっかり「下級」の意味が込められている。
    言葉狩りとは,この程度のものである。


    グローバリズムは,「Win-Win の関係」のことばで,合理化されている。
    しかし物事は得失が表裏であって,「Win-Win」などあろうはずがない。
    Win が2つ合わさったら,2つの lose が発生していることになる。
    それが,「発展途上国」のサバク化である。

    こうして「発展途上国」では,Win を取れた者と lose を取らされた者の間の敵対関係ができあがる。
    そして内戦へと進む。
    先進国は,これを「民族/種族対立」と称して歴史的なもののように見せ掛けているが,しっかり先進国が導いたものである。


    さらにそこは,対立する先進国の代理戦争の場所になる。
    遅れてやって来た先進国は,loser に味方する。
    loser が winner に取って変われば,自分が収奪の覇者になれる。

    そして,先進国の中では,内戦を旨味とする武器商人が,政治とつるむ。
    特需も色々発生して,これで助かる者も多くいる。


    以上は,別に眉をひそめることではない。
    人の<生きる>は,こういうものである。
    なんだかんだ言っても,物事は「合理的に」起こり,そして「合理的に」進捗しているのである。

    「是非も無し」と達観すべし。
    そして,自分が先進国の国民でいること──内戦の国の国民でないこと──を,ありがたく思うべし。