Up オアシス 作成: 2024-06-14
更新: 2024-06-15


    サバクの交易路ネットワークは,オアシスがこれのノード node になる。

    オアシスは,地下水が湧いているところであったり,地下水を地下水道 (暗渠) で引いてきているところである。
    その地下水を,生活用水・灌漑農業用水にする。


    オアシスは,地下水の消費がバランスのとれたものであるうちは,しばらく持続する。
    しかし結局は,サバク化して終わる。
    ──そのときは,新たにオアシスを開拓するしかない。

    オアシスのそのサバク化は,土壌の塩化である。
    気温の高い日中は,耕地の面から地中の水が盛んに蒸発する。
    これが,地中の塩類を上方に吸い上げる。
    耕地は塩類が濃くなっていく。
    こうなると,灌漑水が十分であっても作物は育たない。

      植物が水を吸うのは,細胞液が細胞の外の水より濃い (溶質濃度が高い) ためである。
      水は溶質濃度の低い方から高い方へ移動する。
      この物理のため,濃い塩水に曝された植物は,細胞の内から外に水が移動する。
      こうして死んでしまうのである。