Up 国債 作成: 2020-04-27
更新: 2020-04-27


    国債:政府が発行する債券

    日銀の国債引受け
      政府は日銀に口座を開設している。それにお金を振り込む。
      これは,日銀による政府への信用創造 money creation であり,お札の増刷と同じこと。

    中央政府が発行した国債を中央銀行が直接引き受けることは,財政規律や通貨安定を損なう恐れがある (「悪魔的手法」)。

    財政法第5条:
      日本銀行が国債を直接引き受けることは,原則として禁止。
      特別な理由がある場合には,国会の議決の範囲内で,直接引き受けが可能。

    実際には (満期を迎える国債の借換債の引き受け等という形で) 日本銀行による国債の直接引き受けは,毎年行われている──「国債の日銀引受は禁じ手」というのは文学的表現に過ぎない (高橋洋一) Wikipedia「国債」 より)

      Wikipedia「国債」より
    国債の償還期限が来たら、新規に国債を発行して、それで同額の国債の償還を行う借り換えを永久に続ければいい。
     ‥‥‥
    通貨発行権を有する政府は、個人や企業のような民間主体とは決定的に異なる特殊な存在であり、国家財政を家計にたとえるというのは、政策担当者であれば、決して犯してはならない最も初歩的な誤りである。
    しかしながら現在、この過ちを20数年間もの間犯し続け、デフレ不況を続けてしまっているのが日本である。
    また、本来の資本主義とは、負債が投資を生み出し、それがモノやサービスの生産及びその効率向上によって売り上げが成長曲線を描いて計上されることで負債を弁済し、従業員給与が昇給したり、納税額が増えたりするのが成長だが、そもそも通貨発行権がある政府が自国通貨で負債を増やす限り弁済の必要もない。
    そのため、自国内の産業が勃興及び興隆するために
      流通網である高速道路や一般道路の新造および整備、
      資源輸入や輸出入のために必須な港や空港の拡充、新設、
      鉄道網の新設や整備、維持コストの捻出、
      さらに社会保障関係費の増額、
      科学技術研究費の予算計上
    などを行うのが国家運営としての政府の役割であり、それらを行うことで関係事業の従事者の所得になることで消費が活性化し、その消費が更なるモノやサービスの提供者の所得となる正の連鎖が起こることで経済成長が起こる‥‥‥