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読売新聞, 2020-12-22
財政健全化 遠く
来年度予算案
社保費抑制 議論進まず
政府が21日決定した2021年度予算案は、新型コロナウイルスの感染拡大で歳出圧力が高まる中、財政再建がさらに後退した。
社会保障費の伸びは一段と加速する見通しで、2025年度とする財政健全化目標の達成は極めて困難になっている。
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絶望的
国債の発行増などで、国と地方を合わせた長期債務残高は21年度末で1209兆円となり、過去最高を更新する。
社会保障をはじめとする政策的経費を借金によらず、税収などでどの程度賄えているかを示す基礎的財政収支は、国と地方の合計で20年度は赤字が70兆円に迫る。
目標とする25年度の黒字化は「ほぼ絶望的」(政府関係者)だ。
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