Up 「特別会計」の意味 作成: 2019-12-29
更新: 2019-12-29


財務省主計局 (2018), p.10


財務省主計局 (2018), p.11


    「一般会計」に対する「特別会計」の意味は,「法に拘束される」に対する「法に拘束されない」である。
    政府は,法に拘束される一般会計を不自由として,特別会計を大きくする。
    一般会計は,特別会計に吸収されていくのが定めである。

    このことに是非は無い。
    ひとは経済に流される。
    政治も経済に流される。
    経済に流されてつくられる予算は,ほぼ一意決定 uniquely determined である。
    実際,野党は対案をつくれない。
    その証拠に,国会の「予算委員会」は予算を審議するところとはなっていない。
    政治スキャンダルをめぐる攻防が目立つところとなっているわけである。


    引用文献
    • 財務省主計局 (2018) :『平成30年度版 特別会計ガイドブック』
        https://www.mof.go.jp/budget/topics/special_account/fy2018/