Up 2022年度予算案・一般会計 作成: 2021-12-26
更新: 2021-12-26


    読売新聞, 2021-12-25
      








      2022年度予算案・一般会計が出た。
      歳入は,国債(借金) が 1/3 を占める。
      歳出では,国債費(借金の返済) が 22.6% を占める。
      まあ,異常といえば異常な形である。
      (ただし「国債費(借金の返済)」の方は,アベノミクスで「国債の日銀引き受け」を合法化したので,今後減ることになる。)

      そして,2022年度で国が増やす「借金」は,この一般会計の分で全部とはならない。
      一般会計は,特別会計の目くらましみたいなものである。
      特別会計は,2020年度でつぎの規模になっている:
    『令和2年版 特別会計ガイドブック』, p.11

      特別会計は「特定財源」で賄っていることになっているが,「社会保障給付金」の項目の額を見るだけでもわかるように,「特定財源」には借金が組み込まれている。
        註,  今日,「特定財源」のことばは,騙しである。

      そして,いまは恒例化した補正予算が,さらに「借金」を増やすというわけである。

       「赤字財政」の論理──「金造り」の経済学


      引用文献
      • 財務省主計局『令和2年版 特別会計ガイドブック』