Up 「亡国」 作成: 2024-09-09
更新: 2024-09-09


    財政は,国の各種安全保障に支出する。
    この支出は,身の程知らずの額になっていく。
    財政は,これは続けられることではないと思う。
    そこで,支出の削減に乗り出す。

    安全保障への支出削減は,安全保障を弱めることである。
    安全保障を弱めることは,対外障壁を弱めることになる。
    そこで,財政の支出削減策に,「売国」「亡国」のことばで対決姿勢をとる者が現れる。

    彼らは,財政の「無い袖は振れない」を無視する者であるから,「財政破綻は無い」を立場にしていることになる。
    「無い袖は振れない」は本当であるから,彼らはイデオロギーである。


    「売国」「亡国」のことばを使うイデオロギーは,このことばを使うことで相手に対しマウントをとれると思っているので,このことばを使う。
    しかし,日本は今後,国の形を「移民国家」にしていく。
    これは対外障壁を低くしていく流れである。

    「亡国」イデオロギーの弱みは,この潮流に抗うことを強いられるということである。
    「排外・反移民」イデオロギーの一変種といったものになっていく。