Up 米納税の廃止 (「地租改正」) 作成: 2024-09-13
更新: 2024-09-13


    明治になって,「士農工商」の身分制度が廃止される。
    ──農工商が「平民」になる。
    併せて,職業選択が自由になる。

    また,地租を,物納 (米による年貢) から金納に改めた。
    即ち,耕地を検知して地価を定め,これの一定率を納税額と定めた。
    ──「地租改正法」,1873.

    この制度の意味は,納税額が一定になったということである。
    ──年貢の方は,納める量が収穫高に応じて決められていた。
    これは,不作のときはひどいことになるが,収入を増やしたければ収穫を増やすということである。
    よって,農民が増産意欲を高めるインセンティブになる。
    実際,米の生産性が向上していくことになるわけである。