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コンピュータの教育的意義
作成: 1995-11-08
修正: 1998-06-20
コンピュータは「表現とコミュニケーションのツール」という意義において一般者のものになります。コンピュータは「紙と鉛筆」および電話の延長です。
コンピュータを「計算機」と位置づけるのは,ひとにこれを使うなと言っているようなものです。実際,学校に「計算機」の位置づけで導入されたコンピュータは,コンピュータ室でほこりをかぶっています。
コンピュータは,情報通信のネットワークにつながっていなければ「表現とコミュニケーションのツール」にはなりません。情報通信ネットワークにつながっていないコンピュータは,電話回線につながっていない電話機,走る道路をもたない自動車と同じです。
学校でコンピュータが「表現とコミュニケーションのツール」となるための情報通信ネットワークは,今日ではインターネットで決まりです。学校へのインターネット導入の現状は,ほんの一部の学校に実験的にインターネットが導入されているだけというものです。しかし,「コンピュータはインターネットとペアになってはじめて学校で生きる」という認識が浸透していけば,学校へのインターネット導入は今後加速度的に進むでしょう。
「コンピュータ」=「表現とコミュニケーションのツール」