Up 要 旨 作成: 2008-09-22
更新: 2008-09-30


    聖域の中に,教育がある。
    教育は,商品経済のテロ性を暴露する役回りになる。
    「売れる○○」が「よい○○」になってしまうのを阻止/抑止することが,教育の役回りである。

    この意味で,教育の役回りは<反動>である。
    教育の議論で,「時代を追う/時代に合わせていく」を言う者は,教育の役回りを取り違えていることになる。

      「よい○○」の考え方に,つぎの2タイプがある:
      1. プラグマティズム
         「よい○○」を,「時代の流れに委せる」で考える
      2. 絶対主義
         「よい○○」というものは,時代を超えて存る。
      教育は,確信犯的に絶対主義をとり,反動をやる。

    教育が反動をやるのは,反動で勝利しようというのではない。 商品経済のテロ性の阻止/抑止が,商品経済の好き勝手な動きに対する「反動」になるということである。