Up 要 旨 作成: 2008-09-22
更新: 2008-09-30


    商品経済の中で,ひとは予告なく・唐突に操作され,予告なく・唐突に世界を変えられる。 そして,このしくみが純粋に貫徹されると,共倒れになる。

    そこで,商品経済社会では,テロを抑止・暴露する装置が必要になる。
    これは,商品経済社会の聖域としてつくられる。


    この聖域も,商品経済のテロの現場になる。
    ── (聖域の意味を,わからないで/わかっていて) 自分の利得のために聖域壊しをする者が,入れ替わり立ち替わり現れる。
    そこで,聖域を守る/商品経済の出過ぎを封じ込める装置が,聖域の中につくられる。

    聖域を守る第一の装置は,国家である。 ──国家はこのとき,暴力装置として現れる。
    この場合,「必罰」は商品経済を壊すので,「見せしめをつくる」という方法が採られる:

    • 国策捜査
        例:「金を儲けて何で悪い?」
          <道徳破壊>の危険を見て,国策捜査へ。
    • 「改善指導」
        例:「株式会社大学」
          <教育破壊>の危険を見て,「改善指導」へ。