今後の課題
最後にわたしの今後の課題を示して,本報告を閉じます。
- 授業サーバーについて
- 通信教育システムへのシフトについて
授業システムは,いまの規模の授業運用に対応するものとしてはほぼ完成しています。
また,つぎのものは,機能的には既に実現しています:
そこで,通信教育システムへのシフト作業の主要な内容になるのは:
- コンテンツ・メーキングについて
- 実際,コンテンツ・メーキングが最大の難関です。今日,大学には
が求められています。これに教員免許法の変更も加わり,ひとりひとりの担当科目が増えてきています。
わたしの場合,2000年度以降に担当することになる授業科目は,学部のもので既につぎの10科目12コマにのぼります(そしてこれに大学院修士課程の授業が加わります):
科目区分
| 科目
| 単位
| WWWベース教材
|
教養科目
| 情報機器の操作
| 2
| ×
|
情報科学I
| 2
| ×
|
教育専門科目
| 教職入門IIC
| 2
| ○
|
算数科教材研究
| 2
| ○
|
数学科教育法I
| 4
| ○(50%の出来)
|
数学科教育法II
| 2
| ×
|
小学校教科専門科目
| 小学算数
| 2
| ○
|
専攻科目
| 数学教育特講I
| 2
| ○
|
数学教育特講II
| 2
| ○
|
数学教育ゼミナール
| 4
| ×
|
したがって,いくら授業コンテンツをつくっても追いつかないという状況になり得えます──実際,ますます仕事が多忙になる今日,授業コンテンツの作成にあまり時間は割けなくなってきています。しかし,大学も人員に関しては「無い袖は振れない」状態であり,いまはこの状況を個人的に解決するしかありません。作業速度を高め,作業の効率化をさらに進めることが,わたしたち個々に課せられているわけです。