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ネットワークアクセス環境の整備
「オンライン授業」の成否を決する最大の要因は,ネットワークの使用環境です。ターミナルマシンの台数の問題も含め,ターミナルマシンに簡単に接することのできる環境になっているかどうかが最も肝心なところです。最も望ましい形は,ロビーや図書館の自習室等にターミナル専用のマシンが十分な台数設置されるというものです。
よく言われるように,「パソコン室に鍵をかけるのは最悪」です。しかし,少ない台数のコンピュータのやりくりとして,研究のために使っているマシンをネットワーク・ターミナル・マシンとして使用させているのが現状です。研究用の資源を壊されては困るので,自ずと一般使用を管理することになってしまいます。
ともかく,ネットワークアクセス環境の整備──学校の狭い敷地の中でスペースを確保する,コンピュータを必要な台数とりそろえる,それに応じて学内LANのターミナル工事をする,等──の問題をクリアしなければ,教育の情報化はありません。ただこの場合の救いは,これが技術の問題ではなく,純粋にコストの問題だということです。