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数学教育ゼミナール

作成: 2002-01-21 更新: 2002-04-29

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• 「数学教育ゼミナール」は，「専門的力 (数学教員に必要な力) の陶冶の場」の位置づけで，数学を学習・理解する能力，授業を構成する能力，授業する能力，そしてこれらを支援する能力としてのメディアリテラシーを陶冶するもの。
  学習活動を仕事達成型に構成することで，「能力開発」の装いをもたせ，学生に自己能力開発・能力アップの意識をもたせる。
  特に，企画力，ウェブ・コンテンツ・メーキングは，基本能力として，自己開発が義務づけられる。
  
  
• 開発すべき能力/スキル
  
  
  • 数学教育に対する知識・理解
    • 数学教育の目的
    • 数学の主題の意味/意義
    • 教授/学習メディア
    • 教授/学習法
    • 指導のデザイン
      等
  • プロジェクト(グループワーキング) の遂行
    • 企画立案 (企画書のつくり方)
    • 実行＆達成責任
      等
  • ウェブをベースにした数学教育のデザイン
    • ホームページ・メーキング/ウェブ・デザイン
      • HTML
      • FTP
      • Flash
  • デジタル・コンテンツ・メーキング
    • 3D CG
    • デジタル・ビデオ編集
    • ストリーミング・ビデオ
      等
  • 双方向遠隔授業
  • ディジタル・プレゼンテーション
  • 英語力
  
  
  
  以上の能力/スキルの獲得は，基礎技能の自己鍛錬とプロジェクト遂行型のグループワーキングの二つで実現していく。
  自己鍛錬の課題は：
  • 専門数学の経験を，自分のセールスポイントとして確かなものにする。
  • ディジタル・コンテンツ・メーキングのスキルを向上。
  • ｅラーニング用ウェブサイト構築の形で，自分の能力を表現 (PR) 。
  • 成果を毎回報告(ディジタル・プレゼンテーション)。
  
  また，グループワーキングの課題は：
  • 双方向遠隔授業プログラム (岩見沢市教育委員会/教育研究所主宰「衛星利用遠隔学習」)
  • 作品展示（学園祭）
  • 英語プレゼンテーション (海外からの教育視察者に対して──2002年度は，ミャンマーと香港の２本)
  • 研究成果発表 (北海道デジタルコンテンツ学生作品発表会)
  
  グループワーキングのプロデュースにおいて留意していることは，仕事の期間を限ることと実行・達成責任を負わせること。実際，このように仕事ができることは，社会に出たときの基本能力の一つだ。上に示したグループワーキングの課題はいずれも，「他者が相手であることからきちんとした取り組みが必要となり，そして仕事にデッドラインがある」ようになっている。学生は，退路が断たれているという感じないし緊張感をもって，課題に取り組むことになる。
  もっとも，このような形の授業を完全に行えるようになったのは，今年 (2002) 度年になってからだ。行えるようになった理由は，単純に，必要なソフト/ハード，設備がやっと一応整ったということ。それまでは，いろいろな種類の「不足」(経費，ソフト/ハードのスペック，ソフト/ハードの数量，インフラ等）の中でやりくりしてきた。ちなみに，現在ゼミで使用しているソフト/ハード，設備は以下のようになる：

作　業	場　所	設　備
コンテンツ・ 　メーキング	数学 資料室	ハード ウェア	コンピュータ	Macintosh G4	3
				iMac	2
				Macintosh G3	1
				Windows	1
			DV/VHS カセット・レコーダ		1
		ソフト ウェア	ドロー	Illustrator	3
			レタッチ	Photoshop	4
			3D	LightWave 3D	2
			サウンド	SoundEdit16	1
			ビデオ編集	FinalCut Pro	2
			ウェブコンテンツ	Flash	3
プレゼン テーション	第６ 講義室	ハード ウェア	プロジェクタ (持込み, 教務係)		1

    

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