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最重要局面の特定

作成: 2003-05-09 修正: 2003-05-09

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• 授業には，最も重要な局面がどこかにあります。それを確実にとらえてください。
  そしてその箇所を，最も注意深く丁寧に (時間をかけて) 指導してください。
  
  
  
• 例えば,「比例関係の表現法──"対応する２量を指定"」の理解を進めることが目的の授業において，素材としてつぎの問題を使うとしましょう：
  
  
  「毎時60km と毎秒10m，どっちが速い？」
  
  さて，この授業での最重要局面は何になるでしょう？
  
  答え： 生徒をつぎの考え方に導くところが，最重要局面になります：
  
  
  「なぜ，どちらが速いかすぐにわからない？」
  「時間と距離がそろっていないからだ」
  「時間か距離のどちらかをそろえればわかる！」
  「時間をそろえれば，距離の大きい方が速い」
  「距離をそろえれば，時間の短い方が速い」