Up
初心者のための「学習指導案作成」指導
作成: 1998-07-14
更新: 2001-05-08
最初は,形から入りましょう。
「学習指導案の様式」
で示した項目を,これから作成する学習指導案にすべて含めるようにしてください。
授業シナリオは,つぎの形式で書くとしましょう:
導 入
局面
教師 (の働きかけ)
生徒 (の活動)
備考
‥‥
‥‥
‥‥
‥‥
2
‥‥
‥‥
‥‥
‥‥
3
展 開
局面
教師 (の働きかけ)
生徒 (の活動)
備考
‥‥
‥‥
‥‥
‥‥
5
‥‥
‥‥
‥‥
‥‥
10
‥‥
‥‥
‥‥
‥‥
10
‥‥
‥‥
‥‥
‥‥
10
まとめ
局面
教師 (の働きかけ)
生徒 (の活動)
備考
‥‥
‥‥
‥‥
‥‥
3
‥‥
‥‥
‥‥
‥‥
2
「局面」,「教師」,「生徒」,「備考」,「使用時間」
「局面」には,どんな授業局面かを示す標題を書きます。
どんな授業局面かが容易につかめ,しかも簡潔な表現
「教師」と「生徒」には,教師と生徒間のコミュニケーション(予定しているもの)を記述します。
具体的に,ナマのことばを書きましょう。
提示されたもの(テクスト,絵,その他)もここに描きます。
教師と生徒のやりとりがわかりにくくならないよう,横の並びにも気を配ってください。
「備考」では,この指導案を読む人が授業の情景・内容等を把握する上で補助になるものを書きます。
教師が指導で留意している点
提示物についての注釈,説明
その他
一番右の欄には,使用時間を書きます。
「分」単位の数値
「導入」,「展開」,「まとめ」
「導入」は,つぎのことを行う局面です:
生徒に自分のいまの到達地点を想起させる (授業の出発点)
本時の学習内容を知らせる (授業のゴール)
「展開」には,本時の目標に向かって進行する教授/学習活動の流れを書きます。
「まとめ」は,学習者に本時で学習したことをきちんと知らせる局面です。
「まとめ」の枠には,まとめのことば(これの提示形態)が記述されます。
「理解を確認するための問題を解く」は,「展開」に入れる内容です。「まとめ」の内容ではありません。