English
「形」の拡張性を理解する
- 形の意味と応用は,相応じて,拡張(一般化)されていきます。
- したがって,形のひとつのイメージにしばられていると,その形のより高い段階の学習へ進めなくなります。
- 例:
- 自然数の学習では,数の商(除法)の応用として「分ける」を習います。
しかし,この「÷」=「分ける」のイメージにとらわれると,分数の商(除法)の学習に進めなくなります。
- 多くの高校生が,意味不明のまま「行列」を学習しています。つぎのことを知らずに学習しています:
- 「行列」は,次元の拡張(1から2への拡張)にともなう「比例定数」の意味拡張。
- 「2次元ベクトル空間」は,小学校で習った「量」の拡張。
- x-y 座標は,「ものさし」の拡張。
- 「1次変換」は「比例関数」の拡張。