一般に,評価制度導入の本心は,「譴責・引導渡しの役をしたくない」である。
譴責・引導渡しの役をしたくないので,譴責・引導渡しを自動化するシステムはないものか?と考える:
優劣を点数化する評価システムがつくられれば,点数が譴責・引導渡しをやってくれる。
自分ではなく評価担当者が,譴責・引導渡しの役をやることになる。
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こんな調子で,評価制度はつくられる。
註 : |
教員免許更新講習制度は,このようなものの一つである。
「ダメ教員」を辞めさせる役を自分はやりたくないので,他のところにこれをやらせようとする。
すなわち,「欠格」の評価を,講習担当の大学がやるものとする。
しかし,大学の方も,この役はやりたくない。
そこで,不合格を出さないような講習の運営をする。
こうして,教員免許更新講習制度は,莫大な無駄遣いのシステムになる。
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