Up | 北教組通達「いじめ調査に協力するな」の含意 | 作成: 2007-01-26 更新: 2007-01-26 |
「いじめ」の問題がここしばらく大きく取り上げられているきっかけは,昨年6月のつぎの事件: そしていま,北教組通達がこれに加わって,北海道発「いじめ」問題は,教育委員会と教員の両方から「操作」される格好になった。 ──北海道発「いじめ」問題は,「いじめ」の問題が隠蔽されてしまう要因として,つぎのものを示した: 噴飯物に対し「けしからん」と言うだけでは,事態は改善しない。 大事なことは,「けしからんことが現前しており,そして今後もこれがあまり変わりそうもない」という事実に対し,どうしてこうなるのかを明らかにして,これを<現実>として対策していくことだ。 道教委と北教組の両者に共通していることは,「正道」「プライオリティ」感覚の欠損。 この欠損は組織風土であるので,「個人の意識の切り換え」みたいには簡単にスイッチされない。 北教組の場合は,この組織のイデオロギー的歴史的経緯から,「勤務評定忌避・情報開示忌避」至上主義の体質になっている。 「いじめ」調査依頼をつっぱねたのは,この「勤務評定忌避・情報開示忌避」の体質。 ──これは,いまの時代にあっては,「病的」という面がつよく現れる体質である。
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