Up <いま>を特別/決定的な時代と思ってはならない 作成: 2008-01-07
更新: 2008-01-07


    ひとは,<自分>のことしか知らない。
    したがって,<自分>の上に/周りに起こる出来事を,その都度,特別/決定的なことと思ってしまう。
    そして,自分が特別/決定的な存在として何かをしなければならないと思う。

    このような対応の仕方には,「広く・深く考える」が欠けている。
    実際,独り善がりの行動になる。

    「広く・深く考える」ができる (独り善がりを免れることができる) ためには,「<自分>のことしか知らない」の<自分>を拡げる必要がある。
    この「<自分>を拡げる」行為は,勉強である。

    <いま>は,特別/決定的な時代ではない。
    <いま>を特別/決定的と思わせているものは,それの見掛けである。
    本質的なところでは,一般的な運動法則に則って推移している。
    過去に同じ事が繰り返されており,そして (人の知力・本性が変わらなければ) このからも繰り返される。