Up トラブルは学習機会のこと 作成: 2007-04-02
更新: 2007-04-02


    学校を卒業して社会に出ても,<学生>は終わらない。
    また新たな<学校>が始まる。
    そして,トラブルがその<学校>での<授業>になる。

    実際,学生時代にも,学校の授業が<授業>とイコールであったわけではない。 学生時代にも,トラブルは主要な<授業>である。
    ただ,そのトラブルはいかにも中途半端であった。 学校や社会や政治は,学生をトラブルから守ることになっている。そして「守る」とは,トラブルに対し主体的に立つスタンスをかすめとることでもある。

    社会に出ると,トラブルは,「そこでは自らが主体的に立たねばならない」という意味で,本格的な<授業>になる。


    トラブルを解決したとき,ひとは飛躍的に成長している。
    経験が浅いうちは,トラブルから免れていたいと思う。トラブルに出会うと,わけがわからなくて,パニックになる。
    しかし,経験を積んでいくと,トラブルの輪郭・構造が見えてくる。対応の仕方もわかってくる。 そして,トラブルこそが成長の糧であることがわかってくるので,トラブルをかえって歓迎するようになる。 さらには,「チャレンジ」「プロジェクト」という形で,自らトラブルをつくるようになる。