Up 一夜漬け 作成: 2008-03-21
更新: 2008-03-21


    学生がカラダにつけてしまう勉強の悪癖に,「一夜漬け」がある。
    「一夜漬け」とは,普段は全然勉強せず,試験日やレポート提出日の直前になって「勉強」し出すことである。

    試験日やレポート提出日の直前になってやり出す「勉強」は勉強ではないのだが,学生時代はこれでなんとかなってしまうことがほとんどなので,「勉強はこんなもんでいいのだ」の思いになってしまう。
    著しくは,「自分はものごとを効率的にやっている」と得意になる。

    勉強とは,カラダのものである。
    「一夜漬け」は,勉強ではない。


    「一夜漬け」の常習者は,「地道な勉強ができない」カラダになっている。
    「一夜漬け」は,障害である。
    当人には,障害の自覚はない。
    逆に,「自分はものごとを効率的にやっている」と得意げでいる。

    ここには,「結果主義」の誤解もある。
    学生は,チープな結果で許される。
    ──だから,「一夜漬け」でなんとかなる。
    きちんとした結果を求める結果主義は,地道な勉強を求める。
    ──本当の結果主義の場では,「一夜漬け」常習者は生きることができない。