Up 燃料デブリ冷却水 作成: 2024-08-19
更新: 2024-08-20


TEPCO (2019), p.2 から引用:
 
現在、原⼦炉への注⽔は、3号CSTタンクを注⽔源とし、1〜3各号機に3m³/hで注⽔し ている。
炉注ポンプの定格流量は約20m³/hのため、流量調整弁で3m³/hに調整し、定格流量との差分(余剰分)は、3号CSTタンクへ戻している。




    1日の注水は,各原子炉に 3 × 24 = 72 m³,3機合わせて 72 × 3 = 216 m³。
    原子炉内の水量はこれで維持されているわけなので,計算上1日 216 m³ が原子炉の中から外へ流出していることになる。
TEPCO「燃料デブリ取り出しの状況」から引用:
1号機



    冷却水由来の汚染水は,減らせない。
    注水を減らすと,線量が増え,人が構内にいられないほどになる。
    放射性物質が活性化し,高温になった燃料デブリがメルトダウンへと進む。──理屈では,格納容器の底およびその下の床を貫通して溶け落ち,土中へ降りる。