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MILKY WAY WORKSHOP「三美運輸 構内図」
‥‥‥ 南美唄駅から東に向かって線路が延びている。
築堤の下をバス通りがくぐるあたりから、右にカーブし緩い勾配を登りきった先にヤードがあった。
ヤード入口に工場に向かう分岐があって、B6が数両の貨車を牽いて3〜400mを往復していた。
たしかコークス工場だったと思うが、確証は無い。
このポイントのところには詰所と低い信号柱とがあった。
側線の左には大きな倉庫と屋根つきのクレーンがあり、その先は坑木を扱っているらしい貯木場になっている。
ここには丸太を吊るための背の高いクレーン(デリック)があった。
貯木場の端に、道産馬の牽く小さな荷車やソリが石炭をとりにくる場所がある。
シザーズクロッシングの脇にある一番大きな建物が事務所。
昼間、仕事をしていないときはB6はその正面に停まっている。
その先、ポケット寄りに使われていない石炭台がある。
70年代に我々が見た頃は、給炭にはポケット(ホッパー)に機関車を入れ炭庫に直接投下していた。
給水設備が見当たらないが、機関庫内で水道から入れていたのかもしれない。
3線のポケットは、なかなか存在感があり、右の崖上にある選炭場に向かってかなり急勾配のコンベヤがつながっている。
その左脇に機関庫。
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『足跡 : 三井美唄35年史』から引用:
専用線よりチップラーを望む (右側建物は運輸課事務所)
- 引用文献
- 川島三郎「美唄の探炭計晝に就て」, 日本礦業會誌, Vol.49 (No.584), 1933., pp.887-909.
- 黒田近雄「三井美唄炭礦の現況に就て」, 日本礦業會誌 No.615, 1936
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