Up 「自粛警察」 作成: 2020-05-10
更新: 2020-05-10


      NHK ニュース, 2020-05-09
    専門家「悪意はなく過剰な防衛本能が問題行動に」
    いわゆる「自粛警察」と呼ばれる行為や、感染者に関する事実無根の情報をインターネット上に書き込む行為について、社会心理学が専門で○○○○大学大学院・臨床心理学研究科の○○○○教授は「ほとんどの人に悪意はなく、過剰な防衛本能が問題行動を引き起こしている」としたうえで、「行き過ぎると世の中を分断することにつながり、感染予防に逆効果となる」として、冷静な行動を呼びかけています。


    「自粛警察」は,テロである。
    これを「義憤テロ」と修飾する必要はない。
    テロはすべて,義憤テロだからである。

    「自粛警察」は,「悪意はなく過剰な防衛本能が問題行動に」ではない
    彼らは,<自粛していない者>が心底憎いのである。
    「自粛警察」は,どす黒い憎しみを抱える者である。
    彼らが<自粛していない者>を憎むとき,ウィルスは関係ない。
    彼らは,<自粛していない者>を本当にやっつけることができるなら,ウィルス感染の怖れがある戦地にも突っ込んで行く。

    イスラム国のテロリストを見よ。
    彼らは自分の存在を守るために,自分の命を捨てるのである。
    この矛盾はなんだ?
    それは,自分の命を捨てることが,自分の抱える憎しみの解決だからである。
    彼らの心の闇は深いのである。


    「自粛警察」の<自粛していない者>に対する憎悪は,「非国民」に対する憎悪である。
    <自粛していない者>は非国民だから,憎いのである。

    「非国民」は,戦争がつくる。
    「一丸」のスローガンは,一定割合の者を「非国民」にするのである。
    「個の多様性」の含蓄として,こうなる。


    戦争は,きまって「馬鹿な戦争をしたものだ」で終わるものである。
    馬鹿な戦争をするのは,アタマがわるいからである。
    ( しかと自覚すべし,人はアタマがわるいのである。)
    「自粛管制」は,このアタマのわるさが始めた戦争である。

    「自粛警察」は,「過剰な防衛本能」ではない
    戦時体制に特有の,「非国民を憎む狂気」である。
    よくよく吟味すべし。