Up 読売新聞は煽る──戦争メディアのあがき方 作成: 2021--04-16
更新: 2021--04-16


    新型コロナ騒ぎは,「馬鹿な戦争」狂乱である。
    馬鹿な戦争を煽るのは,いつのときもメディアである。
    煽りが商売になるからである。
    新聞は真面目な風を装っているが,本質は事実捏造・曲解で商売している週刊誌と同じである。

    馬鹿な戦争を煽ってきた新聞は,「馬鹿な戦争」がばれてしまうと叩かれる。
    この新聞は,戦争を持続させるネタを求め,それを育てようとする。

    事実捏造・曲解の手法は,事実を示す数値の隠蔽・ごまかしである。
    新聞の記事の書き方は,《一事を千や万の事であるように仄めかす》というものである。

     註: 新聞とは,このようなものである。
    性根をただすというものではない。
    新聞とは,「そんなもんだ」と思って相手にするものである。


    ○「病床逼迫」
    病床の逼迫をもたらしているのは,法律である。
    感染者は入院させる,という馬鹿な法律 (「特措法」) をつくったためである。

     註: この社会は,なぜこんな馬鹿な法律をつくるのか。
    この社会は,医療を<ひとの生き死にを治める者>と定めているからである。
    この社会は,ひとが医療の外で勝手に生き死にすることを許さないのである。
    社会は,独りでにこんなふうになったわけではない。
    医療利権の努力の賜である。


    ○「変異ウイルスが急速に拡大」
    生物は変異する。
    構造が単純なものは特にすぐに変異する。
    ウィルスは,変異してあたりまえである。 ──変異しないのが異常である。

    ワクチンメーカーは,ウィルスの変異によってワクチンが効かなくなることをわかっていて,ワクチンをつくっている。
    「ウィルスはずっとそのままであり,ワクチンはこれに効く」と思っている者たちがこれを買い求めるからである。
    商売なら,買おうとしている者を買わないようにさせる手はない。

    変異種は,強力なのではない。
    変異種の変異種たる所以は,《従来種に対し体がつくっきた抗体が効かない》である。
    よって,「変異ウイルスが急速に拡大」は,同義反復なのである。

    ひとは,風邪を何度も引く。
    風邪とは,何度も引くものである。
    新型コロナは,この風邪である。
    風邪にワクチンを考えても無駄なように,新型コロナにワクチンを考えても無駄である。

    新型コロナは,感染しないようにするものではない──そんなことはできない。
    これに罹り体に抗体をつくるようにする,というものである。


    ○「比較的若い世代の重症化も目立つ」
    新聞は,「比較的若い」の年齢も,重症化した者の数も示さない。
    示せば,「比較的若い世代の重症化も目立つ」の内容でなくなるからである。
    実数を示せば,ヤブヘビになる。

    「若い」のことばには,「抵抗力がある」の意味が託されている。
    「若い世代の重症化も目立つ」のことばから受け取る意味は,「抵抗力が普通の者の重症化も目立つ」である。

    新聞は,「抵抗力が普通の者も重症化する」を捏造したい。
    ここに,年齢的には若いが体質的に抵抗力の弱い者がいる。また,不摂生によって体を衰弱させている者がいる。
    このような者は,感染で重篤化する可能性がある。
    そのとき新聞は,「若い世代の重症化も目立つ」のフレーズを使う。



      読売新聞, 2021-04-16
    医療逼迫 深刻に
    コロナ変異型 急な病状悪化 若年層も
     変異した新型コロナウイルスの感染拡大で、病床の逼迫が危機的な状況に直面している。 感染力が強いとされる英国型が猛威をふるい、大阪府では1日あたりの新規感染者数が1200人を突破。 重症化までのスピードが速いため、重症病床が急速に埋まり、確保した病床を上回る事態になっている。 英国型は全国に拡大し始めており、「第4波」への対応が急務だ。
    ■ 転院できない
     「重症化しでも転院先がすぐに見つからない」 新型コロナ専門病院として中等症患者を受け入れる大阪市立十三市民病院の西口幸雄病院長はため息をつく。 呼吸状態が悪化し、重症病床に転院させたい患者が、13日の6人から15日には18人に増え、全70床のうち60床が埋まった。 「第3波までと状況がまるで違う」と厳しい表情で語る。
     大阪府の重症患者は15日時点で261人になり、府が確保する重症病床(241床)を超え、実質的な使用率は100%を上回る。 35人は中等症病床で治療を続ける。 危機的な状況を受け、府は12日、約60の基幹病院に不急の入院や手術の延期を要請。 国立病院機構大阪医療センターなどは3次救急を一部制限する。 吉村洋文知事は「極めて厳しい状況だ。重症病床は300床を目標に確保したい」と語る。
     医療機関は対応に追われる。大阪市立総合医療セン ターでは、集中治療室(ICU)28床のうち20床をコロナ用に確保してきたが、さらに3床を増やレた。 白野倫徳・感染症内科副部長は「他の救急や手術を止めて対応しているが、これ以上はどうしよラもない。人工呼吸器もつけられずに亡くなる高齢者が増えかねない」と危機感を募らせる。
    ■ 英国型拡大
     危機的な病床逼迫は、英国型の変異ウイルスが急速に拡大した影響が大きい。 大阪府では、9〜11日に簡易検査で変異型と判明した割合は 82.8% に達した。
     英国型が問題なのは、重症化率が高く、発症から重症化までのスピードも速いことだ。 府の分析では、変異型の重症化率は 4.9%で、今冬の第3波の1.5倍になる。 発症から重症化までの日数も1.5日ほど速い。 その影響で府内では重症者が第3波の3倍以上のぺースで増加している。
     「感染の波が大きすぎる。経験したことがない状況だ」と、1日100件以上の入院調整に奔走する浅田留美子・大阪府入院フォローアップセンター長は語る。
     比較的若い世代の重症化も目立つ。 重症者のうち50歳代以下の割合が4割近くに上り、「若くて持病もなく、自宅療養と判断した人がいきなり重症化するケースもある」(浅田氏)という。 幅広い世代に感染しやすい特徴もあり、新規感染者に占める10代以下の割合は19%と、第3波の約2倍になっている。
    ■ 東日本も
     英国型に代表される変異型の脅威は、関西だけの問題ではない。 東京都の抽出検査では、変異型の割合は、3月下旬の3%程度から4月11日までの1週間では約28%に上昇。 神奈川県では約34%、愛知県では約45%に達している。
     英国型が拡大すれば、ワクチンの接種が進んでも感染収束につながらないとの試算もある。 筑波大の倉橋節也教授(人工知能)によると、東京で予定通り接種が進み、1日あたりの感染者が1000人になるたびに緊急事態宣言と同等の対策を行っても、10月には1日あたり3900人の感染者が出る恐れがあるという。
     東北医科薬科大の賀来満夫特任教授は、15日に開かれた東京都のモニタリング会議で「この変異型は非常に慎重に対応しなければならない脅威だ」とし、「大阪のように急増する前に、徹底して感染対策を行い、医療提供体制の充実に努める必要がある」と危機感をあらわにした。