Up 『令和2年人口動態統計』の「新型コロナ」 作成: 2021-06-05
更新: 2021-06-05


    昨日,厚労省『令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況』が公表された (https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai20/)。
    去年1年間 (1/1〜12/31) の統計である。

    「専門家」・マスコミが「パンデミック」と騒ぎ立てた新型コロナがどう扱われているか注目されたが,報告書全56ページの中に「新型コロナ」のことばが出てくるのは,つぎの2箇所だけである:
      12ページ
      「令和2年の死亡者数を死因別にみると、肺炎は 7万8445 人で対前年比 1万7073 人の減少 となっており、新型コロナウイルス感染症は、3466 人となっている (表7)。」
      13ページ
      「注 :4)「新型コロナウイルス感染症」は死亡数が3 466、死亡率 [人口10万対] は 2.8 である。」


    「第6表 死亡数・死亡率 (人口10万対),死因簡単分類別」は,「インフルエンザ」の項目はあるが,「新型コロナ」はない。
    ただの風邪につき項目を立てるに値しない」とも「政治が絡むのでボカしておく」とも読める。
    真意や如何?


    なお,死亡総数は 1,372,648 で,その前年の 1,381,093 より 8445 の減
    そして,本来なら「インフルエンザ」と並んで「新型コロナ」の項目が入ることになる「呼吸器系の疾患」は,死亡数が 172,704 で,前年の 193,234 より 20,530 の減

    統計の数値から, 「新型コロナ新型コロナと,何を騒いでいるんだか」の嘲り嗤いが聞こえてくる。