Up | 「東京都新型コロナ新たに1308人感染」の読み方 | 作成: 2021-07-16 更新: 2021-07-16 |
「新規陽性者 1308人」に対する検査数は, 10388.7件。 (東京都福祉保健局「新型コロナウイルスに関連した患者の発生について (第2254報, 7/15)」)
新型コロナの感染が始まってから1年半以上。 東京都民で今回始めて新型コロナに感染したという者は,いるとすれば余程の隔離生活者である。 東京都民のほとんどは,既に感染している。 「陽性反応が現れる」と「感染」は,別のことである。 体内のウイルスは,環境および体調によって,活性化したり不活性化したりしている。 「陽性反応が現れる」とは「活性化している」ということである。 グラフに示されている陽性反応率 (陽性反応者数 ÷ 検査数) の増減は,なにを意味しているのか。 冬期の上昇は,新型コロナが冬期に活性化する季節性の風邪であることを示す。 それ以外の変動は,検査数の年代別内訳の変化が理由である。 即ち,年代別内訳が高齢者に傾けば,陽性反応率は下がる。 若者に傾けば,陽性反応率は上がる。 なぜか。 風邪ウイルスとは,つぎのようなものだからである:
若者は,活性化する者の割合は大きいが,活性化しても軽症で済む。 しかしあれこれ論ずるより先ず認識しておくべきは,「1308人」は東京都の人口「1400万人」のうちの「1308人」だということである。 1万人に1人! しかも「1308人」は,陽性反応が出た者の数であって,症状が出ている者の数ではない。 何を大騒ぎしているのか,という話である。 大騒ぎさせようとしているのは,引っ込みがつかない者たち──専門家・マスコミ・行政──である。 彼らは引っ込みがつかないので,国民を煽り,洗脳するのにやっきになっている。 なぜ彼らのために大多数が犠牲にならねばならないのか。 それは彼らが権力だからである。 これが「馬鹿な戦争」が繰り返されるしくみである。 よくよく吟味すべし。 |