Up | 日本国内の陽性反応者は,少なくとも常時100万人以上 | 作成: 2021-07-29 更新: 2021-07-30 |
新型コロナウイルス感染が最初に伝えられてから既に1年半以上経つ。 新型コロナウイルス感染は空気感染である。 この空気感染からこれまでずっと免れてきている者などいない。 (空気感染にマスク・アクリル板・手洗いなんぞ無力である。) 普通に生活している者なら,すべて感染を経過していることになる。 いま時はじめて感染する者などいない。 「感染する」と「陽性反応を現す」は,別のことである。 陽性反応は,体内のウイルスの活性化と対応している。 体内に潜在するウイルスは,体の条件によって活性化したり鎮まったりする。 これは,体の条件によって陽性反応が現れたり現れなかったりするということである。 では,いま陽性検査をしたら,何人が陽性反応を現すか? 即ち,日本国内に常時潜在する陽性者の数はどれくらいか? これを求めるには,サンプリング調査をして全数調査に代える。 n人を検査してm人が陽性反応を現したら,
ところでこのサンプリング調査は,実は毎日行われている。 陽性検査が日本の各所で毎日行われそしてその結果が報じられているが,それはここで謂うサンプリング調査に他ならない。 日本国内の陽性検査数と陽性反応者数は,ここ最近ではつぎのようになっている:
検査日と検査結果集計日は,ずれがある。 このずれは,だいたい3日以内である。 そこで,陽性率を
7/22〜28 の陽性反応者数 = 40108 陽性率 = 40108 ÷ 383223 = 0.105
日本の人口は,約1億2300万。 この数字に機械的に陽性率 10.5% を乗ずれば,「1290万人が,陽性検査で陽性になる者として潜在」となる。 ただし,サンプルが「無作為抽出」とは言えないので,陽性率を1%くらいにして,「少なくとも」という表現にするのが穏当である:
これは何を意味しているか? 新型コロナが「ただの風邪」だということを意味している。 しかし,「厚生労働省の助言機関」から出てくることばは,「これまでに経験したことがない急速な感染拡大となっている」。 実際,引っ込みがつかない彼らは,「感染拡大」を言い続けるしかない。 では,「感染拡大」と見えているものは,何なのか。 基本は,陽性検査数の増加である。 そしてこの度の「感染拡大」では,被検査者の平均年齢の低下が効いている。 以下,このことを説明する。 つぎは「新規感染者」の年齢構成のグラフであるが,被検査者の年齢構成のグラフもこれとほぼ同じパターンになると見込まれる: 日本国内の年齢群別人口は,つぎのようになっている: 上の2つの円グラフの比較から,被検査者の年齢構成が若・中年者に偏っていることがわかる。 マスコミの謂う「新規感染者数」は,被検査者の年齢構成が若・中年者に偏ると増える。 なぜか? 新型コロナが「ただの風邪」だからである:
高齢者は,年齢相応の生理と生活環境により,あまり風邪症状に陥らない──しかし症状に陥ったときは,重症化・死亡に及ぶことがある。 |