Up | コロナ対策費「55.7兆円」の内訳 | 作成: 2021-11-23 更新: 2021-11-23 |
この額は,国債でつくる (金造り)。
「財政支出55.7兆円」には,「事業規模78.9兆円」の表現がくっついている。 これは,「民間融資」の項目を 78.9 − 55.7 = 23.2 兆円の額で立てる,ということである。 「民間融資23.2兆円」は,経営困窮事業者への民間金融機関の融資規模を 23.2兆円に見積もり,融資する民間金融機関には国が補助・保障を与えるというものである。 要するに,「国が保証人になるから,安心してどんどん融資してやってくれ」ということ。 「財政支出55.7兆円」も,経営困窮事業者への保障が中心である。 その内容は,つぎの通り:
ひとは,「55.7兆円」のような大きな額を示されると,わけがわからなくなって思考停止する。 思考停止にならないために,つぎのような簡単なシミュレーションをやっておくとよい:
1000万人に100万円給付で,10兆円 100万人に1000万円給付で,10兆円 10万人に1億円給付で,10兆円 1万人に10億円給付で,10兆円 ここであなたは, 「そんな金がどこにあるのか?」と思ったかも知れない。 実際,民主党が政権を取った時分,その民主党は大まじめに「埋蔵金」があると思っていた。 そしてそれを探したが見つからなかったという次第である。 答えは,「財源なんて無い」である。 給付は,給付対象者の銀行口座に「○円」を振り込む作業である。 この振込は,キーボード作業である。 「○円」を入力すれば,それで「○円」が発生したことになるのである。 あなたは「そんな馬鹿な!」と思うかも知れないが,実際これが「金」というものなのである。 |