Up 「マスコミリテラシー」 作成: 2022-05-19
更新: 2022-05-19


    新型コロナは,いまは「1日の新規感染者5万人・死者50人」くらいの数値が報道されているところである。
    そしていまは,このくらいの数値は,何か対策するというものではなくなっている。
    新型コロナは,いまは「ただの風邪」になっているわけである。

    新型コロナは,弱くなったわけではない。
    新型コロナに対するひとの抵抗力が強くなったわけではない。
    新型コロナは,最初から「ただの風邪」なのである。

    しかしマスコミは,「パンデミック」のことばでひとを脅し,「ゼロコロナ」を唱えてコロナとの戦争を煽った。
    大衆はマスコミに簡単に騙され,戦争協力者になった。
    そして,己の生活を自分で壊した。


    マスコミは,いつもこうである。
    マスコミは,「正義の戦争」を煽ってナンボなのである。
    マスコミは,本質的に,戦争メディアである。

    戦争が「馬鹿な戦争」であることが明らかになってくると,マスコミはこれまで自分が戦争を煽ってきたことを,ごまかしにかかる。
    大衆は,このごまかしにも簡単に騙される。
    こうして,マスコミは己を反省することは決してない。
    マスコミは,どうしようもなく(たち)の悪いものなのである。


    (たち)の悪いこのマスコミと付き合うには,能力が要る。
    「情報リテラシー」をもじって,「マスコミリテラシー」とでも呼んでおこう。

    「リテラシー」は,<騙されない>という能力である。
    これは,センスではない。
    経験値でもない。
    この能力は,科学する能力である。

    マスコミは,ひとに「情報リテラシーの向上が必要」を唱え,「自分はこれを既に身につけている者である」を装っている。
    しかし情報リテラシーは,「正義の戦争」を煽ってナンボの者には,無縁のものである。


    大衆は,マスコミに不信感をもつということを知らない。
    自分の戦争犯罪をごまかそうとするマスコミは,これを利用する。
    つぎのような手を使ってくる:
      しょうもないとはっきりわかるものを,やり玉にあげる。
      そして, 「確かなのはわれわれが送る情報であり,その他はいかがわしい」の思わせ振りをする。
    繰り返すが,マスコミは(たち)が悪い。
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読売新聞, 2022-05-08


読売新聞, 2022-05-16