Up | 「収容所群島 Архипелаг ГУЛАГ」 | 作成: 2020-07-23 更新: 2020-07-23 |
全体主義体制は,反社会的存在を「収容」する。 こうして全体主義体制の国では,「収容所群島 Архипелаг ГУЛАГ」が形成される。 新型コロナウイルスの陽性者となった者は,反社会的存在として「収容所」に置かれる。 国の中に「新型コロナ陽性者収容所群島」が形成される。 <衛生省>は,感染病に罹った者を反社会的存在として「収容」しようとする。 これは<衛生省>の体質というものである。 かつての癩患者の隔離収容と同じことを,場面が変わればまたやり出すのである。 「行政機関内での情報のやりとりのため、感染症法で禁じられた秘密の漏えいには当たらない」 ──だからだいじょうぶ,というわけだ。 厚労省の頭の愚劣さには心底うんざりさせられる。 知るべし。 全体主義体制での反社会的存在の「収容」は,もともと秘密に行われることである。 陽性者の発見を秘密行動として行う警察は,「秘密警察」そのものである。 厚労省がこんなことをやってしまうのは,それが<衛生省>の体質なのだからどうしようもない。 しかし,いまの政治家や自治体首長に「収容所群島」や「秘密警察」の話がわかることを期待するのも,また無理というわけだ。 これは「世も末」ということ? いやいや「馬鹿な戦争の末」と見ておけばよい。 行政やマスコミがやたら攻勢に転じているように見える時は,実は追い込まれている時なのである。 ひとはいま「馬鹿な戦争」に気づき始めている。 そこで,これまで「馬鹿な戦争」を指導したり煽ったりしてきた者たちは,何とか「正しい戦争」に粉飾しようと,いま必死なのである。 |