Up | 「健康」と「衛生」の関係 | 作成: 2022-02-20 更新: 2022-02-20 |
「生存」は,存在を脅かされて生きる 生存を脅かすものには,つぎの3つがある: 「自分以外の生物」は,つぎの2つに分けられる: 「異種の生物」は,つぎの2つに分けられる: 自分に寄生する小さな生き物に対しては,体は上皮が防衛線になる:
このときの防衛の方法論は,「相手とうまく付き合う」である。 実際,自分に寄生する小さな生き物は常にあるので,うまく付き合うしかない。 この結果が,つぎの2つである: そしてこの「うまく付き合う」は,体につぎの褒美を与える:
新規侵入者の寄生が成るためには,だれかが常在微生物叢を撹乱してくれねばならない。 そして,新規侵入者にとってありがたいことに,常在微生物叢を攪乱してくれる者がいる。 「衛生」イデオロギーの者たちである。 彼らは,微生物を不潔とする。 そして,これの除去・撲滅に努める。 新規侵入者の寄生が簡単になった上皮は,上皮細胞に寄生する生物を呼び込む。 その寄生によって上皮細胞が損壊するとき,その寄生生物は「病原体」と呼ばれる。 ということで,つぎのようになる:
まとめ:
衛生は,不健康である。」 「衛生」イデオロギーの出処は,医事薬事利権である。 「衛生」を商売にしようとする者は,「衛生」をよいものだと騙す。 このことに是非は無い。──商いは騙しである。 問題は,騙される者がどのくらいの比率で現れるかである。 イデオロギーとは,みなが信じるようになった騙しのことである。 イデオロギーが厄介なのは,つぎのダイナミクスが働くことである:
こうして,つぎの循環の環が出来上がる:
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