虫嫌いの者は,虫がいそうなところに置かれると,虫の影に怯え,ちょっとした物音や何かの動きにとびあがってしまう。
虫はこんなふうに恐怖するものではないので,虫恐怖は「恐怖症 phobia」の位置づけになる。
恐怖症は,「異常心理」のサブカテゴリーである。
ひとが新型コロナに対して抱く恐怖は,これである。
「新型コロナ恐怖」は,恐怖症であり,異常心理である。
虫嫌いの人を虫のおもちゃで怖がらせ,悦に入るタイプの者がいる。
「新型コロナ」での「専門家」やマスコミは,これである。
虫嫌いの人が虫のおもちゃに怖がる様は,滑稽である。
しかし,「専門家」やマスコミから発せられることばにひとが怖がるいまの様は,笑えない。
なぜなら新型コロナ恐怖症が,この国の全体主義になっているからである。
新型コロナに恐怖している様を示さない者は,非国民ということになるのである:
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読売新聞, 2020-07-09
コロナ対策不十分店 避けて
改正特措法に基づき 埼玉県が要請
埼玉県は8日、県内で接待を伴う飲食店を中心に新型コロナウイルス感染者が増えていることを受けて、改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づき、感染症対策が十分に取られていない店については県内外を間わず利用を避けるよう、県民に協力を要請した。
特措法24条では、都道府県の知事が感染対策を実施するために必要があると認める場合に、団体や個人に協力を要請することができる、としている。
県は県内の飲食店事業者に対しても、消毒やマスクの着用などの感染症対策の徹底を求めた。
大野元裕知事は県内の感染者の特徴について「東京都内の繁華街やさいたま市などで、夜の街の接待を伴う飲食店で感染するケースが多数確認されるようになっている」と指摘。
「法律に基づく措置を行うことによって、一段強いお願いとした」と説明した。
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