Up | 効かないマスク・距離が絶対なわけ | 作成: 2022-01-15 更新: 2022-01-15 |
そのイギリスの市中の模様はどうか? 報道は,だれもマスクをつけていない人の往来を映し出す。 一方日本は,1年中マスク。 何が違うのか? 「濃厚感染者」隔離規則である。 「濃厚感染者」は,隔離される。 これは裏返すと,つぎのようになる:
員を確保でき,営業を止めないでいられる》 「濃厚接触者」はつぎのように定義されている (国立感染症研究所「新型コロナウイルス感染症者に対する積極的疫学調査実施要項 (2020年5月29日版)」):
そこで,「濃厚接触者」を出さないためには,つぎの3つの条件のうちの一つを満たすようにすればよい: 簡単には,マスクを常時着用していれば,発症者が出ても営業をふつうに続けていられる。 これが,組織が員にマスク装着を義務づけている理由である。 感染対策でもなんでもない。 ただの欺瞞・インチキである。 テレビ番組は,出演者はみなマスクをつけるか,それをしないときは1メートル以上離れるかのどちらかをディスプレイしている。 理由は,上に述べた通り。 NHK なんかはいかにも真面目を装っているが,他と同じである: ちなみに,現在「濃厚感染者」の隔離期間を短縮することが進行中である。 なぜこの動きか? 「濃厚感染者」規則を適用したら社会インフラが成り立たないということが,わかってきたからである。 即ち,医療や公務の機関,インフラ産業で,欠員が多数発生してしまうということが,わかってきたのである。 実際,ひとは,「マスク未着用で,感染者と1メートル以内,15分以上接触」からつねに免れてはいられないのである。 簡単な例が,家庭である。 家庭から感染者を出せば,即「濃厚感染者」となり,隔離を措置されることになる。 政府は,ほんとうは「濃厚感染者」隔離規則などやめてしまいたいのである。 新型コロナを「ただの風邪」にしてしまいたい。 しかしこれを大っぴらにやったら,これまでは何だったのかということになる。 そこで,小刻みに隔離期間を短縮するというごまかしをやっているわけである。 日本人は,この類のつまらぬ事への没入を,信条にしている。 コンプライアンスを好み,そのディスプレイに嵌まる──自縄自縛する。 これが日本人の国民性である。 色々な国と比較してみることをせよ。 「国際比較を用いて日本を相対化」を学校で教わったことになっているのだから。 そしてマスクは,新型コロナウイルスのフィルターではない。 ひとは,新型コロナウイルスがマスクでフィルターされていると思っているが,これは騙されているのである。 騙しの手口は,理研の「くしゃみ・せき飛沫の富岳シミュレーション」であった。 ひとにウイルスを飛沫と思わせたのである。 事実は:ウイルスが飛沫と違うことは,風が噴水と違うが如し。 ひとは,呼吸せねばならない。 呼吸する空気の量は,つぎのようである:
その空気は,通りやすいところを通る。 マスクをしたときは,顔とマスクの隙間が主な通り道になる。 マスクの繊維も,ウイルスの遮蔽にはならない。 ウイルスは,呼吸気の流れとともに,マスクをらくらくとすり抜ける。 呼吸の空気の流れに乗ってウイルスがマスクをらくらくとすり抜ける様は,学者のだれもシミュレーションしない。 なぜか? それをすることは,潰されて冷や飯を食う場所に葬られてしまうことだからである。 (中国だったら精神病院送りになって処分といったところか。) 権力と利権は,ウイルスが飛沫であることを必要とする。 そして彼らが必要とするということは,これが世の中の「真実」になるということである。 実際,他愛のない飛沫動画で簡単に騙されるというのが,大衆の程である。 是非も無し。 |