Up | 大本営発表「本日の感染者数」 | 作成: 2020-07-18 更新: 2020-07-18 |
読売新聞は,この記事の数字のところを変数にしたものを,東京都の「感染者数発表」の書式として固定することができる。 東京都の「感染者数発表」は,すっかり様式化した。 「馬鹿な戦争」は,被害甚大の戦争である。 この被害甚大のもとがただの<馬鹿>なので,後世の人はこの戦争の意味がわからなくて
──なんでこんな馬鹿な戦争をやれたんだろう」 馬鹿な戦争の指導者は,被害甚大をつくってきた。 いまになって「馬鹿でした」は,言えない。 戦争を合理化しなければならない。 そして合理化することが即ち,<戦争を終わらせない>になるわけである。 戦争を合理化するパフォーマンスは,空虚な戦果発表が唯一になっていく。 これを,「大本営発表」と謂う。 東京都の「感染者数発表」は,「大本営発表」である。 「大本営発表」は,様式化する。 ひとは,この様式に慣れていく。 そしてこの中から,発表内容,さらに「大本営発表」のしくみそのものを,疑い出す者が現れてくる。 いま,ひとは,つぎのことをわかりかけてきたところである:
──「感染拡大」ということではない。
実際の数は,十万くらい──少なくとも万──が単位になる 実際,インフルエンザの場合だと,「週ごとの罹患者数」でつぎのような具合である:
「新型コロナ」に対するひとの恐怖は,洗脳による恐怖である。 この恐怖は,「293人」を多過ぎると恐怖する。 洗脳から脱けるには,「293人」はぜんぜん小さ過ぎることがわからねばならない。 ひとが洗脳から脱けるのは,まだまだ先のことになる。 |