Up 戦争協力者ステッカー 作成: 2020-07-31
更新: 2020-07-31


      東京都「「感染防止徹底宣言ステッカー」掲示の店舗等利用の推奨」
    都では、事業者が実施すべき感染防止対策を全て実施した場合に、事業者の申請に基づき「感染防止徹底宣言ステッカー」を発行する取組を行っています。
    店舗等を利用する際には、本ステッカーが掲示されている店舗等を利用しましょう。


    全体主義体制は,反抗的な者を潰すために,<従順>の形を定める。
    員は,潰されないために,<従順>の形に自分を合わせる。
    全体主義体制は画一化体制になるが,これがそのダイナミクスである。


    全体主義の逆は,個人主義である。
    自由主義とは,個人主義のことである。
    自由主義は,画一化を危険と見る。
    <従順>の形を定める体制を,敵とする。

    新型コロナに対する政府の構えは,東京都とは違っている。
    これは,なんだかんだいっても,政府がまだ自由主義を根底にしているためである。
    <従順>を求めてステッカーをつくるということは,しない。

    翻って,いまの東京都知事が日本の宰相であれば,<従順>のステッカーが全国に頒行されるということである。
    国民は,従順かそうでないかに二分される。
    全体主義体制の現出である。
    知るべし──パニックの時節は,全体主義体制が簡単にできてしまう時節である。


    さて「感染防止徹底宣言ステッカー」だが,これは,つけていたことを後で恥じるようになるだけのものである。
    「馬鹿な戦争」協力者の印章,全体主義協力者の印章として,後世紹介されることになるだけのものである。

    客足は,こんなものには惹かれない。
    ひとは,こんなものが強制される体制に,逆に反感をもつものである。
    むしろ「解放区」を求めてしまうというのが,ひとの心情なのである。

    新型コロナでは「夜の街」が体制の敵になったが,「夜の街」はいかなる意味でも全体主義体制の敵になるものである。
    なぜか。
    「夜の街」の本質は「解放区」だからである。
    ひとが「夜の街」に繰り出すのは,体制から解放されるためである。


    指導者は,自分がひとから無視されることにがまんがならない者がこれになると,危ない。
    この者は,ひとを従わせるための策をつぎからつぎと繰り出す。
    ひとは,体制主義を嫌う。
    この指導者は,孤立化していく。
    そして孤立化するほど,自分の支えになる少数を頼みにし,その者たちが自分の都合で訴えてくることを施策にする。
    東京都は,東京都知事と「モニタリング会議」の関係がこれになっている。