Up 「新しい生活様式」 作成: 2020-06-11
更新: 2020-06-11


      厚労省「新しい生活様式」, 2020-05-04
    <新しい生活様式>
    ○5月4日、新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を踏まえ、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」を具体的にイメージいただけるよう、今後、日常生活の中で取り入れていただきたい実践例をお示しします。
     ‥‥
    <専門家会議の提言>
    ○5月1日の提言では、感染の状況は地域において異なっているため、
    1.感染の状況が厳しい地域では、新規感染者数が一定水準まで低減するまでは、医療崩壊を防ぎ、市民の生命を守るため、引き続き、基本的には、「徹底した行動変容の要請」が必要となる。
    2.一方で、新規感染者数が限定的となり、対策の強度を一定程度緩められるようになった地域(以下「新規感染者数が限定的となった地域」という。)であっても、再度感染が拡大する可能性があり、長丁場に備え、感染拡大を予防する新しい生活様式に移行していく必要がある。
    と指摘がありました。
     ‥‥
    ○5月4日の提言では、5月1日の提言も踏まえ、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」を整理しています。
     ‥‥


    専門家会議は,医療関係機関の代表者が員であるから,病院の都合を押し出すところとなる。
    即ち,「医療崩壊」を世の中のいちばんの惨事にして,これを防ぐために「自粛」を求めてくる。
    いちばんの惨事は経済崩壊──国民の生業の崩壊──なのであるが,専門家会議の員の知ったことではない。
    自分たちの都合を専ら主張して,後は政府に投げるだけである。


    政府がいちばんの惨事とするものは,経済崩壊である。
    しかし,専門家会議を利用/悪用するこれまでの政治手法が,この度は裏目に出た。
    専門家会議は「医療崩壊を防げ」一辺倒だが,これを立てていかねばならない。
    こうして,間を取るふうに,「新しい生活様式」なるナンセンスなものを出してくることになる。

    「新しい生活様式」で経済は成り立たない。
    これで得する一部を除き,全体がジリ貧になる。
    ジリ貧とは,低い水準で安定するということではない。
    失業・倒産が加速的に起こるということである──「恐慌」。
    政府はこうならないために,世の中を金でジャブジャブにする政策を行っている──「財政出動」。
    こうしてせっせと財政崩壊を進めている。


    もとは,専門家会議を利用/悪用する政治手法である。
    この結果が,《医療を崩壊させないために,経済・財政を崩壊させる》である。
    とんでもなく割の合わない交換をやっているわけだ。
    なぜこんな馬鹿なことになるのか。
    少人数の<自分の都合>と<相手の面子を立てる>で事が進むからである。

    《少人数の<自分の都合>と<相手の面子を立てる>で事が進む》は,この度が特別というのではない。
    政治はいつのときもこうである。
    これは「物理」である。